海外在住のまま配偶者ビザを申請する方法、夫婦一緒に日本に帰国するには?

りーほー、この度旦那と二人で日本に帰国するために、配偶者ビザ申請の準備をしていた07-17(@0717_ying)です。

晴れてビザが降りたので、情報を共有したいと思います。

07-17
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コロナの影響で、通常よりちょっと時間がかかったよ

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配偶者ビザを取得するまでのスケジュール

まず、簡単に私たち夫婦のことを紹介すると、妻は私日本人、夫は台湾人の現在台湾に住む日台夫婦です。交際半年で結婚し、私は台湾で働いていましたが、数ヵ月前に既に離職済みです。

配偶者が日本に居ながら、呼びよせという形でビザを申請する情報は多かったのですが、外国にいながらビザを取ったという情報があまりなかったので、今回記事にすることにしました。

1.在留資格認定証明書、交付申請の書類を準備する
2.日本の入国管理局で在留資格認定証明書、交付申請をし証明書を入手する
3.台湾の日本台湾交流協会で配偶者ビザの発給を受ける

日本で在留資格認定証明書を入手し、現地で配偶者ビザの発給を受けるという流れになります。

外国にいるため、考慮しなければならない問題

日本に居ないので、どうしても本人では難しいこと、そして気にかかることがあります。それは、以下の3点です。

日本の戸籍謄本等の取得

戸籍謄本を取得する場合、本人か直系親族が請求する必要があります。その他の人に請求してもらうには委任状が必要です。私の地元の市では郵送も可能とのことでした。

07-17
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不可能ではない

在留資格認定証明書の交付申請

申請には、日本にある管轄の入国管理局に行かなければなりません。本人が直接窓口に行けない場合は、代理人に頼むことができますが、代理人は日本に住む直系親族に限られます。

07-17
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コロナが流行っている中、高齢の両親に頼めない

私の場合、代理人になれるのは両親だけなので、どうしても不可能です。日台交流協会に問い合わせましたが、直接窓口に申請に行くほかないとのことでした。

私が一旦帰国して申請するか悩みました。しかし、台湾では入国時に2週間の防疫ホテルに隔離は必須、費用の面からしても優しくない。さらには台湾でコロナが蔓延し始め警戒レベル第3級に引き上げられ、居留証があっても特別入境許可が必要との記事を目にしました。刻一刻と国の政策が変わる中、簡単に一時帰国はできないと思いました。

何より妊活中で病院に通っているので、離れて時間を無駄にしたいくないのも大きな理由でした。

無職のため、財力証明の不安

なにせ私は現在無職中、夫は働いていますが、日本に帰国となるともちろん今の職は辞めることになります。既に日本で職がある場合は在職証明や課税証明等の提出でよいのですが、帰国後の生活費を保証するために残高証明の提出が必要な可能性が高いです。

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多くのサイトに目安は100万円と書いてあるけど、無職の場合は300万以上とか、2000万円で不許可になった人の記事も読んだ

これは、状況によって違うので大きな不安材料。貯金があっても、なくなるものなので固定の財産、持続的な収入などの証明がないと厳しい。

問題を解決するために取った策

結論から言うと、行政書士に頼むことにしました。

07-17
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コロナがなければ自分で申請に行っていたが、こればかりはどうしても無理だった

日本でしか申請できないので、これしか方法が思いつきませんでした。戸籍謄本等は、家の近くの役場でも取得できるので両親に頼めますが、入管までは距離があるし、資料の追加提出があった場合、両親に頼むのも不安があります。

何より、一度不許可になってしまうとその後にも響いてきますので、今回はこのようにしました。本人が申請しようが、行政書士に頼もうが必要書類は変わらないので、参考にしていただければ幸いです。個人の状況によって必要書類は変わってくるので、私の場合はこれで許可が下りましたが、絶対という保証はありませんので、必ず入管に確認することをお勧めします。

行政書士に頼む

知り合いに行政書士がいるわけではないので、まずどの方に依頼するか悩みました。

全く知らない人は不安だったので知り合いに紹介してくれるよう頼みました。二人紹介してもらって、一人はインターネットで配偶者ビザ申請に強そうな行政書士の方に、計3名に簡単に状況を説明し、仕事を受けることは可能か、可能であれば見積もりを出してくれるよう連絡をしました。

07-17
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最終的には返信が早い、アドバイスが的確なインターネットで探した方に決めた!

決め手は、

・返信が遅くとも翌日には必ず来る

・見積もりが一目で理解できる

・手付金半分で成功報酬(不許可の場合返金、申請資料追加の場合追加なし)

・メールだけでやり取りしてストレスがない(文章が不明確でイラっとすることがない)

・どんな質問に対しても丁寧にアドバイスが来る

以上でした。おかげでスムーズに進みました。

在留資格認定証明書の交付申請に必要だった書類

身元保証人に私がなっても父がなってもいいように、身元保証書は両方で準備しました。以下が私が実際に揃えた書類になります。

台湾人夫

・パスポートのコピー

・証明写真(4cm×3cm)

・台湾発行の結婚証明書

日本語の翻訳も念のため付けた
・過去に取得した在留資格認定証明書のコピー
夫は結婚前に日本での就職が決まっていて、一度発行されたが断ったので使用しなかった、既に期限済みのもの

日本人妻(私)

・在留資格認定証明書交付申請書

行政書士の方が作成

・戸籍謄本

父と親子関係が分かるもの、配偶者として夫の名前が載っているもの
・住民票
転出届を出していて住民票はないので不要、実は転出届を出せていなくて納税の件で役所と揉めて大変だった、コロナの特別措置で遡って受理してくれることになり無事解決、今まで払った国民年金と保険は返金され、国民年金の加入資格を失ったので、再度加入申請をした
・今年度の所得課税証明書と最新の納税課税証明書
日本に居ないため、台湾での納税証明書を提出、5月に丁度確定申告をし税務局に聞きに行ったら、証明書は来年の1月にしか出せないとのこと、特別に必要な場合は2週間で発行可能とのこと、台湾アルアルだがそういわれたのに管轄の役所では出せないと言われ、精神かなり消耗、諦めずゴネて最終的には当日発行してくれた、粘りが必要、納税額は関係なくきちんと義務を果たしている証明であればいいとのこと
・質問書
下記に記入例あり
・結婚までの経緯別紙
ワードで9ページ分書きました、ファーストコンタクト、付き合い始めた日、デート、友達への紹介、両親への紹介、プロポーズ、結婚届提出…時系列に、日時や場所・その時の心情を事細かに、写真も16枚添付、交際期間が短かったのでなるべく細かく大目に書いた
・身元保証書
下記に記入例あり
・確認事項
申請時の必要書類ではないが、来日後どのように生活していくか予定か、その後の収入源・就職活動予定等を行政書士の方に提出
・残高証明書
台湾の銀行で財力証明書を発行、定期預金分は別になったが2枚とも提出、前日分までの残高を日本円で英語の証明書を発行してくれた
・二人で撮影した写真
結婚までの経緯に添付したので不要
・二人の同居事実を証明する資料
夫の身分証と私の居留証に同じ住所の記載があるのでコピーと提出、手元に戸口名簿があったので念のためコピーを提出
・申請理由書
一通り記入した書類をチェックに出した際、行政書士の方から「申請理由書」というものが送られてきました、記載に間違いがないかチェックして、サインをしたものを提出

日本に住む私の父(両親のどちらか)

・住民票(全員記載のもの)

・令和3年度所得課税証明書

毎年6月ごろに発行される、私の地元の市では6月10日以降発行となっていて、10日には取得できた
・最新の納税証明書
国保税や市県民税などそれぞれ発行されたものを提出
・自宅の登記事項証明書(戸建ての場合には、土地と建物両方)
法務局で発行
・身元保証書
私と父の2人分準備
・「申請代理人」のサイン
書類を一通りそろえ終わった後、本人確認も兼ねての行政書士の方から父へ電話、「申請代理人」のサインを提出

質問書の書き方

質問書のフォーマットは出入国在留管理庁のHPよりダウンロードできます。

>> 申請書様式3 質問書

07-17
07-17

私の場合、台湾に来てから夫と出会い、そのまま結婚しているのでこんな書き方になったよ

配偶者ビザ

配偶者ビザ

配偶者ビザ

配偶者ビザ

配偶者ビザ

配偶者ビザ

配偶者ビザ

配偶者ビザ

身元保証書の書き方

身元保証書のフォーマットも同じく出入国在留管理庁のHPよりダウンロードできます。

>> 申請書様式2 身元保証書(日本語版)

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日付は記入日を、身元保証人氏名の隣に認印を押したよ

配偶者ビザ

実際にかかった時間

書類の準備にかかった時間

行政書士の方に初めて連絡をして、正式に依頼後、書類の準備を終えるまでに約1ヶ月かかりました。メールで必要書類の確認、質問書の作成など、私が台湾側で、父が日本側で書類を揃えてそれぞれ行政書士法務事務所に郵送させていただきました。

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疑問が出るたびに、メールで問い合わせ、転出届問題に付随する納税の問題解決に時間がかかったり、ちょうど今年度の証明書発行の時期に当たったため待機時間があった

在留資格認定証明書交付申請から許可が下りるまで

在留資格認定証明書

入国管理局に申請書類を提出して、2021年7月時点、約1ヶ月で許可が下りました。

ここで注意すべき点は、在留資格認定証明書の有効期限は通常3ヶ月。現在はコロナ関係で下記のような特例が定められています。

・2020年1月1日から2021年7月31日までに作成された在留資格認定証明書については2022年1月31日まで有効なものとみなす。

・2021年8月1日から2022年1月31日までに作成された在留資格認定書については、作成日から「6ヵ月間」有効なものとみなす。

有効期限が約6ヵ月に延長されるという処置なのですが、在留資格認定証明書を取得して3ヵ月以内に配偶者ビザの申請をしてくださいとのことでした。3ヶ月を過ぎると理由説明の書類及び妻(日本人)のサインを提出しなければならなくなります

※ この取扱いの変更は、出入国在留管理庁HPにて確認することができます。

台湾の日本台湾交流協会で配偶者ビザ申請

配偶者ビザ申請で必要なもの(台湾人夫)

・ビザの申請書

・パスポート

・証明写真

・停留予定表(コロナ対策のため)

・在留資格認定証明書

・理由説明の書類及び妻(日本人)のサイン(在留許可が下りて3ヶ月が過ぎていたため)

以上の書類を交流協会に提出し配偶者ビザの発給申請をします。

配偶者ビザが降りるまでにかかった時間

事前に交流協会に電話確認したところ、申請から約2週間でビザを受け取ることができるとのことでした。

07-17
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しかし、実際に申請に行った時は2日後には受け取れると言われたよ

申請に行ってビザが降りた日から入国までの制限時間は3ヵ月です。ビザのカテゴリーは、日本人の配偶者等「(S)AS SPOUSE, CHILD OF JAPANESE」になります。

オミクロン株に対する対応として、2021年12月2日午前0時以降、12月31日までの間、一部のビザ効力が一時停止になりましたが、今回取得したビザは除外されています。

以上、コロナ渦での配偶者ビザ申請だったのでイレギュラーな部分も多々ありましたが、とりあえず外国人旦那を連れて日本に帰れる許可を得ることができました。どーしゃー。