台湾で顕微授精(ICSI)、成功率が高いと言われるクリニックに転院後の治療の記録と費用について【後半~ERAと移植】

りーほー、絶賛妊活中の07-17(@0717_ying)です。

07-17
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前回の採卵までに引き続き、ERA、胚移植のことを書いていくよ

採卵までも結構大変だったのに、まだまだ先は長い、、それではいってみましょう~。

※ 去年の振り返り記事になります。

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妊活歴まとめ

まず初めに、今の状況を簡単に説明します。私たちは結婚3ヶ月目から本格的に治療を開始しました。

・3ヵ月目、タイミング法1回

・5ヵ月目、人工授精1回

・7ヵ月目、体外受精、採卵2回(転院後)

採卵個数受精個数胚盤胞ランク
採卵1回目7(内成熟卵6)63(内凍結3)5BC×2,6BC×1
採卵2回目3(内成熟卵3)33(内凍結2)6BB×1,5BC×1

BBランクの胚盤胞はPGSで染色体異常判定が出て、現在BCランクの凍結胚盤胞が4個ある状態です。

治療6回目、ERAに向けて薬の服用

採卵後、次の生理が来て3日目に受診しました。

治療工程の説明と薬の処方

ERAをするにあたって、簡単な説明を受けました。あとは、その後の予定確認と薬をもらってこの日は終わり。

07-17
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この日の夜から10日間薬の服用を始めた

・Estrade:(エストロゲン、内膜を厚くする)1日3回、2錠/回

・Bokey:(アスピリン、血液循環促進)1日1回、1錠/回

その他に、免疫調整剤を30日分もらいました。甲状腺ホルモンの数値が高めなので、正常値まで下がってからの移植が望ましいとのことで、今日から飲み始めて様子を見ます。

・Plaquenil:(甲状腺ホルモンを下げる)1日2回、1錠/回

6回目の費用

今回は薬と次回の血液検査の費用でした。

合計: (1,840NTD)払い戻し金より支払い
内訳:     500NTD(受付費、診察費)
:           530NTD(内用薬)
:           810NTD(次回、ホルモン検査)
繰越残金:-13,710NTD

治療7回目、血液と内膜検査

前回より10日後に受診します。

血液検査と内膜のチェック、薬の処方

ホルモン値をチェックするいつもの血液検査を受け、エコーによる内膜のチェックをしました。この時点で厚さ12ミリで異常なし。ERAに向けて最終調整。前回のEstrade、Bokeyを5日分、それに加えさらに薬が追加されます。

・Utrogestan:(黄体ホルモン)1日3回、2錠/回

こちらの薬は、移植時にERAの時と同じ状況を作るため、服用開始時間と終了時間が厳密に決められています。当日の11時に飲み始め、検査日の9時に飲み終えました。

07-17
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この薬、通称「小白球」と言われるらしく、旦那がギョッとしてました。笑

・Utrogestan:(黄体ホルモン、膣剤)受診日当日11時1回、1錠/回

膣剤も1錠処方され、クリニックで外用しました。次回、ERAのため同意書にサインしてこの日は終わり。

7回目の費用

今回は薬と検査費用でした。

合計:(1,245NTD)払い戻し金より支払い
内訳:     727NTD(内用薬)
:            68NTD(外用薬)
:           450NTD(エコー)
繰越残金:-12,465NTD

治療8回目、膣内トラブルによる薬の処方

検査前に異常を感じ、急遽受信しました。ERAに影響するのではないかと、検査が終わるまで我慢しようと思いましたが、やはり早めに受診するべきでした。

内診と薬の処方

急だったので、担当の先生の予約が取れず、別の先生にお願いしましたが事情を説明して、薬を出してもらいました。菌による炎症とのことで、塗り薬と膣剤、抗生剤の飲み薬が3日分処方されました。

8回目の費用

今回は薬と検査費用でした。

合計:  (200NTD)払い戻し金より支払い
内訳:     150NTD(受付費)
:            50NTD(部分負担)
繰越残金:-12,265NTD

治療9回目、ERAと卵管造影検査

指定された時間にクリニックへ行き、検査項目の確認がありました。前日に電話があり、卵管造影検査がある旨、確認されました。当日に同意書にサインし処置室に入ります。

ERA、ポリープ切除、卵管造影検査を受ける

処置室の中には、広目のトイレがあり、そこで準備された服に着替えます。再度検査の内容が伝えられ、処置開始。ついでにポリープも取るよ!と言われました。

07-17
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内膜を採取するときか、ポリープを取るときか分からなかったけど、激痛!!

痛みに耐えながら、卵管造影検査に入ります。これは、前回同様ほとんど何も感じませんでした。終始、大丈夫??と声をかけてくれて、約20分ほどで終了。5~10分ほど処置台の上でそのまま安静をとり、問題なかったので着替えてフロアに戻りました。

診察室で今回の結果説明と薬の処方

卵管造影の結果を聞きます。半年前にも卵管造影の検査をしたのですが、転院して再検査しました。

07-17
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結果は、両方とも異常なし!体外受精には卵管の詰まりは関係なさそうですが、詰まっていたら、移植の際に卵巣に水が溜まったりするそうなので、一応検査されました

ポリープに関しても、毎年経過観察していて取る必要がないと言われていたけど、やはり移植や処置の際、出血の原因となりかねないので、ついでに取ったということでした。

ERAの結果が出るには、2週間以上待たなければなりません。その時には次の周期が始まっているので、次週期の薬も一緒に処方してもらいました。

体外受精

これは、次の周期が始まる前までの薬、、さらに追加で3種類あります。

07-17
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薬が多すぎてビックリした

抗生剤と胃薬、それに月経調整の薬を7日間服用します。しかし、このFlagylという薬、胃薬を2種類も飲んでいるに関わらず、副作用が強すぎて2日後にたまらずクリニックに電話しました。とりあえず、ムカムカと吐き気がすごくて、食べ物を見るだけで気分が悪くなり起き上がれませんでした。結局4日後には飲むのをやめて、ちょっとずつ回復。ERA後の数日間は出血が少しだけありました。

07-17
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この薬の副作用が何も食べられなくて、本当にきつかった

9回目の費用

今回は繰越金を使い切り、プラスで支払いを済ませました。

合計: 39,246NTD 内26,981NTD (12,265NTD)払い戻し金より支払い
内訳 :     500NTD(受付費、診察費)
:      34,400NTD(ERA)
:         2,500NTD(卵管造影検査)
:         1,846NTD(内用/外用薬)

治療10回目、薬のアレルギーにより受診

月経調整薬を飲み終えて、3~7日後に生理が来ると言われていましたが、3日後ピッタリに始まりました。1~3日目にその旨をクリニックに電話連絡します。

生理1日目から益生菌を飲み始めました。

痒み止めを処方してもらう

もともと肌が弱いのですが、身体中がかゆくて眠れなくなりました。

07-17
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生理が始まってから急に肌の調子が悪化、身体中に蕁麻疹がでて急遽受診した

先生は今服用している薬は影響していないだろうとのことでしたが、3日間薬を飲んで様子を見ることになりました。

10回目の費用

今回は診察費362NTDと薬代99NTDが保険で控除されていました。

合計:     200NTD
内訳:     150NTD(受付費)
:            50NTD(部分負担)

治療11回目、甲状腺ホルモン数値確認

血液検査

指定された日時に病院に行き、採血しました。

07-17
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甲状腺ホルモンの数値が高いので、安定させるために薬を服用して約1ヶ月

生理3日目の時は、ほとんど変化がなかったのでこの検査結果次第で、移植の日が決まります。検査の結果が出るまで1週間ほどかかるので、採血しただけでこの日は終わり。アレルギーの薬を追加でもらって帰りました。

11回目の費用

今回の支払いは、薬分だけ。

合計:     45NTD
内訳:     45NTD(アレルギーの薬)

治療12回目、血液検査の結果と内膜の厚さ確認

甲状腺ホルモンの数値は数日前にLINEで通知があり600台から300台に下がっていました。

採血

クリニックに着くと、先ず採血がありホルモン値(E2/P4)の値を確認します。

07-17
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ほぼ毎回この2つは調べてる気がする

エコーと検査結果の説明

次にエコーで内膜の厚さを確認します。検査の結果が出たら診察室に呼ばれて、説明を聞きました。

07-17
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甲状腺ホルモンの数値が下がったので、次のステップに進めると思っていたら、正常値は100台とのこと

しかし時間がないことを考慮して今回、甲状腺ホルモンの数値高め、抗凝固タンパク質低めの不安材料が残りますが、移植に進むことにしました。

ERAの検査結果もアプリで通知され、他は正常値だったので、またこれからERAの時に服用した小白球と大白球を指定された決まった時間に外用します。前回からの薬も続けて服用するので追加で処方されました。

07-17
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移植日が7日後に決定

12回目の費用

次回、移植当日にも採血があり、ホルモン(E2/P4)、甲状腺ホルモン、抗凝固タンパク質、白血球の検査費用を先払いしました。

合計: 4,363NTD
内訳 :     943NTD(内用/外用薬)
:         810NTD(ホルモン検査)
:           450NTD(エコー)
:         2,160NTD(次回、血液検査)

治療13回目、黄体ホルモン補充の注射

移植前日に黄体ホルモン補充の注射を打ちにクリニックに行きました。自己注射でもよかったのですが、お尻に打つみたいなのでクリニックで打ってもらうことにしました。

注射開始

この日に打った注射は、

・肝素:(Clexane、ヘパリン注射)腹部1本

・油針:(PROGEST、黄体ホルモン注射)お尻1本(2ボトル)

後に、しばらく打ち続けることになる注射になります。

13回目の費用

肝素1本分の費用でした。

合計:    220NTD
内訳 :     220NTD(注射)

治療14回目、胚盤胞移植

いよいよ移植です。14時に受付を済ませ、15時に処置室に入りました。処置室に入る前に胚盤胞の解凍後の写真を見ながら状態の説明を受けました。

処置室に入り移植

処置室に入ると、まず腹部にhcg注射をされ、それから培養士の方が胚盤胞を運んで来られました。

07-17
07-17

厳重なケースに入ってて、こっちも緊張

名前と移植する胚盤胞の個数を確認されます。今回私は2つ移植しました。担当の先生が入場し腹部をエコーで確認しながら移植。ほんの数分で完了します。

胚盤胞を置いた位置の分かるエコー写真もくれました。その後、30分横になり安静をとった後、夫の待つ待合室に行きました。

今後の説明と一週間分の薬をもらう

看護師さんから、今日移植した胚盤胞の写真の付いた冊子に注意事項が書かれたものを貰い説明を受けました。一週間後に着床確認となるので、それまで必要な薬を貰います。

【1日】Estrade3回×2錠、BOKEY1回×1錠、Utorogestan4回×2錠、PROGEST(注射:2日に1本)、Clexane(自己注射:1日1本)、Plaquenil1回×1錠

その他に、緊急用の黄体ホルモン注射と出血時の止血剤、便秘薬が処方されました。

14回目の費用

胚盤胞解凍、移植、薬の費用になります。

合計:42,538NTD
内訳:  2,160NTD(注射)
:        1,113NTD(内用薬)
:           500NTD(受付費、診察費)
:       19,800NTD(胚盤胞移植)
:        11,000NTD(胚盤胞解凍)
:         7,965NTD(血液検査)
この日は午後からの予約だったので、食事ではなく軽食が支給されました。
体外受精
07-17
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この日はジンクスに従ってマックのポテトを食べたよ

まとめ

その後の経過

体外受精

移植後は、とにかく安静を心がけてジッとしていました。

07-17
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この後の家事、掃除・洗濯・料理は全部旦那がしてくれた

初診から移植まで4ヵ月、後は結果が出るのを待つのみです。バイクには乗れないので、この日以来、移動は全てUberを使います。

採卵後、移植までにかかった費用のトータル

6回目(1,840NTD)払い戻し金より支払い
7回目(1,245NTD)払い戻し金より支払い
8回目(200NTD)払い戻し金より支払い
9回目 39,246NTD 内26,981NTD (12,265NTD)払い戻し金より支払い
10回目200NTD
11回目45NTD
12回目4,363NTD
13回目220NTD
14回目42,538NTD

合計総額、74,347NTD

2021年9月のレートで1NTD≒4.0円なので、日本円にすると、約297,400円という結果になりました。

と言うことで、前回の採卵までの分と合わせて移植までにかかった費用は、

248,750NTD + 74,347NTD = 323,097NTD

07-17
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しかしこの内、政府からの補助金が100,000NTD貰えました!ありがたい~

結果、ここまで実際に支払った金額は223,097NTD(約892,388円)

4ヵ月で14回通院しました。

次回は一週間後に着床確認です。ただただ祈りつつ、さらに続きます。どーしゃー。