留学費用を現金で持ち込みする場合、日本と台湾の税関での申告方法とその流れについて

海外に留学する際、まとまったお金を直接持って行く人も多いのではないでしょうか。一定以上の金額を持ち込む場合、空港での申告は不可欠です。現金を持ち歩くのはこわいので、いろいろ調べましたが、海外送金や海外でお金をおろしたり、結局けっこうな手数料がかかってしまうので主な資金は現金で持ち込むことに決めました。そこで、今回申請した流れを紹介したいと思います。

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先ずは日本の空港で申請する

 100万円(北朝鮮を仕向地とする輸出にあっては10万円)相当額を超える現金等を携帯して出国又は入国する場合には、出国(入国)時に、「支払手段等の携帯輸出・輸入申告書」の税関への提出が必要です。

引用元 税関

100万円以上の現金の持ち込みには申請が必要です。

保安検査を通過すると、出国審査の前に税関審査のカウンターがあります。福岡空港の場合、カウンターで声をかけると用紙をくれて、書き方も手取り足取り教えてくれます。

税関申告

申告者 申告年月日、氏名(漢字)(ローマ字)、住所、生年月日、国籍、旅券番号
現金にチェックを入れて金額を記入

合計金額を100万円未満切り捨てで記入

輸出しようとする場合のチェック

搭乗機名、降機地名を記入

申告の日にチェック
署名

記入用紙はこちら。特に難しいことはありません。輸出にチェックを入れて必要事項を記入していきます。現金の場合は上記のとおりです。小切手や証券などの場合はそちらにチェックしてください。

記入した用紙を提出すると、控えをもらいます。現金の確認はありませんでした。

あとは、注意事項をいろいろ教えてくれました。海外には空港関係者でも、よくない人もいるので向こうについたとき、関係者でもむやみに聞かないほうがいい。現金の持ち込みをたずねて別室に連れていかれ盗られてしまった場合もあるのだとか。

念には念を、台北駐日経済文化代表処の電話番号を教えられ電話で確認してくださいと言われました。なので一応電話して桃園空港の申請場所を事前に確認しました。

次に台湾の空港で申請する

旅客が出入国する際、総額1万米ドル相当以上の外貨(現金)または額面総額1万米ドル相当以上の有価証券を携帯している場合:
入国者は、「中華民国海関申報単」(中華民国税関申告表)および「旅客或随交通工具服務之人員携帯外幣、人民幣、新台幣或有価証券入出境登記表」(旅客または客室乗務員が外貨、人民元、台湾元または有価証券を持ち出す際の出入国登録表)に記入して税関に申告する必要があります。

引用元 台北駐日経済文化代表処

飛行機の中で、「中華民国海関申報単」(中華民国税関申告表)をもらい記入します。

申告者 入国日、姓名、性別、パスポート番号、国籍、職業、生年月日、搭乗機名、出発地、同行家族の人数、台湾の住所
物品名称に外幣と記入

JPY(円)とSUD(米ドル)で金額を記入

署名

桃園空港に到着すると、入国審査を済ませ受託手荷物を受け取ります。いざ入国の前に申請します。

税関申告

申告が必要な場合は、赤い表示の方に進みます。

税関申告

こちらで申告します。「旅客或随交通工具服務之人員携帯外幣、人民幣、新台幣或有価証券入出境登記表」(旅客または客室乗務員が外貨、人民元、台湾元または有価証券を持ち出す際の出入国登録表)をもらい記入しました。こちらでも、カウンターの方に声をかけると丁寧に教えてくれます。言葉はできなくてもなんとか大丈夫でした。

税関申告

こちらがその用紙になります。

入にチェック、出発地を記入

日付、搭乗機名、姓名、生年月日、パスポート番号、性別、国籍、日本の住所、台湾の住所

日幣JPYにチェックして金額を記入

用途:学費、来源:自己

署名

留学費用の現金を持ち込む場合は、上記のような感じになります。

税関申告

今年の6月より厳しくなったみたいですので、心配な方はその都度確認されることをおすすめします。外貨(日本円)に関しては、1万米ドル以上となっています。

書類を記入し提出した後、もう一度荷物検査を通り、ここでは現金をチェックされます。

近くの両替窓口のある銀行に、係の人と一緒に行き現金を確認します。

まとめ

これで、両国の税関申請は終わりです。

桃園空港入国の際にはちょっと面倒だったけど、無事に通過することができました。みなさんも、税関に申告が必要な場合はお忘れなく。