新竹尖石の李崠山に登った話!登った先にはなんと昔日本軍が使っていたと言われる古城が

りーほー、司馬庫斯からの帰り、思い付きで李棟山に登ってきた07-17(@0717_ying)です。

07-17
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司馬庫斯で神木が見れなかったので、ちょっと時間が余った

この日は錦屏の温泉に一泊する予定だったので、ちょうど通り道にある、兼ねてより行きたかった「李棟山古堡」に行ってみることにしました。

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先ず「李棟山古堡」とは

小百岳28番、標高1914m李棟山の上にある古城のことです。

李棟山

新竹縣尖石鄉にあり、片道1.5キロほどで難易度は低から中程度と言われています。

以前、尖石にあるカフェの知り合いに聞いたところ、子供の頃に登ったことあるけど、まあまあ時間がかかるよ、と言われたのでその時は諦めました。

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子供でも登れる気軽な山だと思っていて、思い付きで行っちゃった

それでは山登りを開始します

李棟山

先ずは地図をチェック、目指すは李棟山古堡!

李棟山莊から山に入ります

李棟山

こちらの山荘は、もともと戦争のため目が不自由になったお爺さん(朱萬鶴爺爺)が自給自足のため移り住み、そのお爺さんの手によって建てられた山荘だそうです。

李棟山

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この建物だけでも見所たくさん

清掃費として20元/人、BOXに入れて通過させてもらいます。

李棟山

裏には泰雅文物館なるものがありましたが、この時すでに15時過ぎだったので寄ることができませんでした。

山道に入りひたすら登る

李棟山

この表示は李棟山古堡まで後700mと言う意味。

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山の700mは遠い

李棟山

道はこんな感じで、ほぼずっと登り、あまり平坦な道はありません。そしてとにかくずーとずーっと階段状です。

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途中から膝にきていた、何度も引き返すか進むか迷った 笑

李棟山そして、お分かりだろうか…。道幅も狭いし、誰にも会わないし、景色も見えないひたすら山の中。

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本当に道合ってるの??

と不安になるレベルでした。夕方で日が沈むという心配もあったからかもしれません。

実はこの遊歩道、山の中は古堡までほとんど一直線の登り路で繋がっています。それに交差するように広めの舗装された道路が迂回してぐねぐね、セットで走っています。

ですので、ずっと登りだけど距離的には短い山の中を歩くか、なだらかだけどかなり距離が長くなるカーブの歩きやすい道を歩くか選択することができます。

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しかも、交差しているので山を抜けては道路に出て、また山に入るの繰り返し

迷いましたが、行きはひたすら山の中を登りました。

ついに登頂、李棟山古堡

李棟山古堡の歴史

古城と言っても、今は門と四方の壁、それに射撃台の跡しか残っていません。

元々は清王朝の李東将軍が原住民を管理するために建てたもので、その後、日本統治時代に日本軍が城を再建しました。そして、原住民の攻撃を防ぐために使用され、その際に配置された射撃台の跡が今も残っています。ここに、日本に対抗して戦い、多くの犠牲を出したタイヤル族の悲しい歴史があります。

戦後、城の半分以上は燃やされ、今の状態である廃墟に変わったらしいです。

李棟山

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こういう悲しい歴史の上に、自分たちが生活していると思うと感慨深い

李棟山古堡の様子を写真で紹介

李棟山

立派な門が残っています。山を登って現れる景色にちょっと驚きを覚えます。

李棟山

内側から門を見るとこんな感じ、中は結構広いです。

李棟山

穏やかな時間が流れていて、昔そんなに残酷な時代背景があったとは容易に想像できません。

 

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可愛い木苺もみつけたよ

李棟山

今となっては自然の風景に溶け込む廃墟。

李棟山

青空とのコントラストがとても綺麗でした。

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何より苦労して登ったので達成感で清々しい

下山の時は、山の中と、カーブの道路と気まぐれに降りていきました。

李棟山/李棟山古堡
住所:313新竹縣尖石鄉玉峰村7鄰馬美部落
海抜:1914m
所要時間:約2時間~2時間半

おまけに錦屏溫泉をちょっと紹介

內灣から尖石の方にちょっと入り込んで行ったところに錦屏溫泉と言う、温泉街があります。

錦屏溫泉

温泉に入って一泊し、疲れた身体を癒して帰ることにしました。「錦屏美人湯館」という旅館に泊まりました。部屋付きの温泉はこんな感じでお湯の量も豊富です。

錦屏溫泉部屋とお風呂はガラス張りなので、部屋のテレビを見ながら温泉に入れます。ベットは、台湾ならではの広目。

錦屏溫泉

飲み物、ケトル、ドライアー、一通りの物はありました。

錦屏溫泉

ロビーには、ちょっとしたお菓子やお酒も販売してあります。夕飯付にしなかったので、外で食べようと思っていましたが18時半ごろ旅館に着いたにかかわらず、近くにご飯を食べれそうなお店は見つけきれませんでした。

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內灣老街までも距離があるので夕飯を考慮しておくべきだった

悩んだけど、ちょっと高めの旅館のご飯を頂きました。感想は、ノーコメントで。苦笑

錦屏溫泉

何はともあれ、温泉に何度も浸かって旅の疲れをとることができたのは本当によかったです。

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温泉のおかげで肌もツルツル、筋肉痛もちょっと回復した

翌日は、薰衣草森林新竹尖石店(台中にもある)のカフェでスイーツを食べたり、內灣老街で擂茶を飲んだり、途中で滝を見に寄ったりして帰路につきました。

ちょっとマニアックな3部作になりましたが、新竹には素晴らしい場所がたくさんあります。みなさんにちょっとでも知っていただけたら幸いです。どーしゃー。