りーほー、7月に入り不妊治療の補助金申請に行ってきた07-17(@0717_ying)です。
不妊治療の費用をどうやって捻出するか頭を痛めていたところ、今年(2021年)7月から政府の補助金申請資格が緩和されるとの嬉しいニュースが!!
実は、これを待っていました。クリニックでざっと説明を聞いて、体外受精にかかるすべての費用はなんと、20~30万元(病院や投薬の量によるので一概には言えませんが)。
金銭的な面で諦めざるをえないなんてことも、あると思います。かくいう私も例外ではありません。しかし補助が受けれたらどうでしょう。まだ考える余地ができると思い、新しい補助制度の内容と申請について調べ、早速申請してみました。
不妊治療の補助金給付について
補助金給付の内容
ここからお話しする内容については、体外受精(IVF)についてのみ適応されます。残念ながら、人工授精(AIH)には適応されません。
ちなみに、體外受精は中国語で試管嬰兒(shìguǎn yīng’ér)と称されます
簡単に言うと、卵子と精子を体外で受精させ、培養後、子宮内にまた移植するといった治療です。
補助金申請ができる条件
・妻が45歳未満
・不妊症の夫婦少なくともどちらか一方が中華民国の国籍を有する
・医師によって不妊症と診断され、体外受精の必要性があると認められたもの
上記3点に当てはまれば、受給資格があるとみなされ申請をすることができます。
補助金制度の金額や回数、改定前後の比較
以前 | 2021年7月~ | |
補助対象者 | 低収入及び低中収入家庭の不妊症夫婦 | 不妊症夫婦の妻が45歳未満 |
補助回数 | 1年に1回 | 妻が40歳未満:6回まで
妻が40~44歳:3回まで |
補助金額 | 毎年15万元まで | 初回申請10万元まで
2回目申請以降6万元まで |
初回の補助金10万元の内訳は、注射・採卵・培養までが7万元、移植が3万元。2回目以降は4万元、2万元の内訳になっています。
申請資格審査後、1年が対象期間で、1年以内に治療を完了しなければなりません。
条件が大幅に緩和され、回数も増えて、たくさんの人が補助を申請できるようになった
補助申請が受けられる病院・クリニック
補助申請は指定の病院またはクリニックでのみ利用することができます。衛生福利部国民健康署のHPより補助方案特約機構名單をダウンロードすることができるので、お近くの病院またはクリニックを検索してみてください。
ちなみに、新竹市新竹県では合わせて上記6つの施設になります。
補助の対象外
・人工授精(AIH)
・余った卵子の長期凍結保存及び解凍、再凍結の費用
・人工生殖機関から発行された処方箋を用い、排卵誘発剤或いは黄体ホルモン製剤を薬局で購入した費用
・2つ以上の胚移植(35歳以下)、3つ以上の胚移植(36~44歳まで)
・申請日前の治療費及び1年を過ぎてからの治療費
・特定の健康要因のため胚移植を実施できない人を除いての卵子凍結
上記の項目は、補助金給付の対象外になりますのでご注意ください。
不妊治療の補助金給付申請方法とその流れについて
ここからは、実際に私が行ったことを書いていきます。この方法が絶対ではないので、確実な情報を知りたい方は直接病院またはクリニックに問い合わせたり、衛生福利部のHPで確認することをおすすめします。
私の場合はこうだったよ!と、参考程度に読み進めてください
申請資格審査を受ける(補助申請)
まず、補助金給付を受ける資格があるかどうかの審査申請をします。資格があると判断されれば、給付を受けることができるので実質補助申請の第一段階と言えます。
私の場合、6月の時点でクリニックに相談に行っていたので、6月の中旬あたりにクリニックからLINEでお知らせが来ました(7月の改定内容次第で治療をするかどうかを、事前にお医者さんと相談していた)
申請は個人でするものではなく、病院またはクリニックを通して出してもらうものなので、事前にクリニックのシステムで申請するかどうかの是非が問われました。
簡単な個人情報を入力し、7月に入り、改めてクリニックに申請書類を書きに行きました。
申請時に必要なもの
上記のものを準備し、クリニックに持って行きました。
申請書類を書いて、説明を受ける
上記が「體外受精(俗稱試管嬰兒)人工生殖施術補助資格審查表」です。基本的な個人情報を書き込み、最後に署名をし印鑑を押します。
不妊原因の欄はクリニック側が記入します(事前に前に受けた検査の結果を提出しています)
この時、補助申請の詳しい内容が説明され、分からない部分は質問することができます。通帳は、補助金の振込口座になります。その場で口座番号等のデータを控えられました。
申請資格審査の結果を受け取る
申請書類を記入して2~3日後に結果が出ると言われました。
結果はクリニックのアプリにて確認します
2日後に「體外受精(俗稱試管嬰兒)人工生殖技術補助通知書」というファイルが届いたのを確認しました。申し込み当日の日付で発行されています。合わせて、補助対象に含まれる治療項目が詳しく記載された資料が添付されていました。
とりあえず審査通過して一安心、次の治療方針をじっくり検討出来ます
以上で、補助申請を受ける資格が得られたことになりますので、次は治療の全工程終了後の手続きになります。治療が終わり、申請、入金の流れになります。詳しくは、また補助を受け取ったときに追記することにします。不妊治療は、高額であるとともに精神的な負担も多く、常に不安が付き纏います。少しでもそのような負担を減らし、補助を受けることで、一人でも多くの人が安心して治療を受けられますように。どーしゃー。