台北の賃貸物件事情、留学中の住居として一人暮らし用の部屋を借りたので、その時の様子を紹介

台湾で生活をするにあたって、私にとっての一番の心配事は部屋探しでした。今まで何度も賃貸物件を借りたことはあるけど、毎回慎重に契約書を隅々まで読まないと気が済まない心配性な性格なので、本当に不安でした。火曜日から学校が始まるのでその前の土日で決めて月曜に引っ越ししようと無謀な計画で挑みました。もちろんその分しかゲストハウスを予約していなかったし、結果よい部屋が見つかりましたが、後で考えるともうちょっと余裕をもって探してもよかったのかなとも思うし、切羽詰まっていたからこそ早く契約まで決めれたのかなとも思います。

スポンサーリンク

台湾で部屋を探す方法

私が実際におこなった2つの方法です。

台湾にある日本の不動産屋でさがす

日本でもおなじみの以前、使用したこともある不動産屋の台北支店に、たまたま台湾人の友達が勤務していたこともあり行ってみました。

不動産屋に仲介を頼むと手数料がかかるので、本当は直接借りるのがいいのですが、台湾の友達にばかり頼ってもいられないので一日は、不動産屋の力を借りて一人で部屋を見に行きました。

流れは日本の不動産と同じで、来店し条件を伝えると、部屋を探してくれて内見に連れて行ってくれます。

591房子交易というサイトでさがす

>> 591房子交易

台湾では人脈をつかって知り合いの物件を借りるか、こちらのサイトで探す人が多いようです。

実は出発の一ヵ月前からアプリをダウンロードし、いつもチェックしていました。日本語のできるオーナーさんは少ないのでこちらで探す場合は、中国語か英語が必須になってきます。

オーナーさんと直接やり取りしなければならないので台湾人の友達に一緒に内見してくれるように頼みました。結局は前日の夜に一件だけ内見予約をして、もう一件は日本人というと内見でさえ断られ、あとは当日に数件電話をして見せてもらいました。

 

 

台湾で部屋を探すときの日本との違い

まずは、部屋をさがすにあたり日本ではあまり気にもしなかったが、台湾では注意して確認したことがあります。それは、

敷金と契約期間

押金(日本の敷金にあたり、部屋を出るときは戻ってくる保証金のこと)二ヶ月分、契約期間は最低一年からという条件が多いようですが、契約期間を短くする代わりに家賃を高くしたり、短期でも大丈夫な物件は押金が一か月だったり、多少は融通がききます。

電気代や水道代などの家賃以外にかかる費用

電気代が別途かかる物件がほとんどでした。私が見た物件は、4~6元/度。電気代もすべて家賃に含まれているところもあり、洗濯機は毎回ワンコイン必要というところもありました。

ゴミ出しの方法

よく台湾を紹介するテレビ番組でゴミ出しの様子を見ていたので、できればしたくないな、なんて思っていました。共有スペースでゴミを集めて出してくれるところと、自分で捨てに行かなければならないところがあります。

階数

私の内見した物件ではエレベーターのある建物はありませんでした。なので見ていく時点で、できれば二階ぐらいの部屋がいいなという条件が加わりました。

 

逆にあまり気にしなかったこともあります。それは、

獨立套房か分租套房か 

獨立套房は専用の玄関がある完全な独立タイプで、分租套房は玄関は一つだけど、部屋に入るドアが分かれています。

給湯方式が電気かガスか 

ガスは前に事故があったため、電気がいいという意見もありました。

オーナーさんが同じ物件に住んでいるか

実は、私の部屋の隣はオーナーさんが住んでいて、友達からはいろいろ言われるからやめたほうがいいと言われました。しかし、後でわかったことですが、オーナーさんは日本が好きで、日本語もちょっとしゃべれます。おかげで今のところ良好な関係が築けていると思います。

何かあったらすぐに言うことができるし、私はむしろ心強いです。

部屋を探すときの条件

私が実際に、最初に掲げた条件は以下の通りです。

・狭くても、とにかく清潔できれい

・学校まで徒歩圏内

・家賃12,000元/月、以内

・部屋の中に専用のトイレとシャワーがある

以上の4点です。部屋を内見していくうちに自分に外せない条件が必ずかたまってきます。

ですので、かならず実際に何件か自分の目で見て確かめて決めたほうがいいと思います。

実際に見た物件の長所と短所

実際に見た物件を思い出せる限り、紹介したいと思います。

まずは不動産屋で紹介してもらった物件

台湾賃貸

それでは見ていきましょう。

長所短所
清潔、洗濯洗剤が共用、共用キッチンあり学校から離れている、共用の靴箱が整理されていない、窓が小さく廊下側の窓がいらない、テレビがない
間取りがよい、ゴミを集めてくれる、共用キッチンあり学校から離れている、洗濯機がワンコイン式、水回りから変なにおいがする
専用玄関、洗濯干し場が広い、オーナーさんが日本語ができる、立地が良い、除湿器付き共用の洗濯機が汚い、部屋が一階、狭い、気密性に欠ける
清潔綺麗、学校が徒歩圏内で立地よし、MRT駅バス停近い、専用洗濯機がある、トイレとシャワーに仕切りありケーブルテレビがいらないのについていてその分家賃が高い、ゴミ出しは自分でしなくてはならない

家具はどこもベット、机、タンス、冷蔵庫とついています。共用のキッチンとウォーターサーバーはあるところとないところが半々、専用洗濯機とトイレシャワー別なのは1件だけでした。

591房子交易でさがした物件

台湾物件

長所短所
立地がよく、テレビが移動式、契約条件の融通が利く入り口の雰囲気がよくない、洗濯機がきたない、窓が小さい
共用だが乾燥機がある、図書館が近いテレビがない、清潔ではない、タンスが簡易の布製、気密性に欠ける
学校から徒歩5分、有料だが乾燥機がある、除湿器がある、屋上に洗濯干し場がある寮みたいな雰囲気で決まりごとが多い、水回りから変なにおいがする
契約条件に融通が利く、水回りに外に面した窓がある共用スペースがちらかっている、専用洗濯機があるが半外

家賃がちょっと安めのところを見ましたが、10,000元をきっているところは結構、建物自体古いしあまり綺麗ではありません。窓に隙間があって虫が入ってきそうな感じでした。そして、周りの環境やどんな人が住んでいるかも重要だと思います。オーナーさんに聞くといろいろ教えてくれるし、実際に見に行くと、共用スペースの使い方でだいたい想像できたりします。

実際に契約をする

台北

現在住んでいるので、詳しい契約条件は公開できませんが納得できる部屋が見つかりました。

2日間で合計8件見て、契約しました。どの部屋も一長一短ですが、こればかりはタイミングです。もっといい部屋があるかもと思っていても、キープしていた部屋が埋まってしまったり。

私の周りで数人に聞いてみたところ日本人留学生の家賃は、シェアハウスではなく一人暮らしの場合、10,000~16,000元/月といったところでした。だいたいみんな学校から徒歩圏内に住んでいます。

実はいざ契約となって条件をつめていくと、ちょっと揉めたりしました。しかし、そこで簡単にひかないように、自分の納得できる条件で契約するようにしましょう。契約の時は、そんな感じで不安でしたが、実際はオーナーさんはとても優しくて、よくしてもらってます。自分の意見をちゃんと持つことが重要だと思います。

契約に必要だったもの

・パスポート

・学校の入学許可書

・最初の月の家賃と押金と手数料

契約書を書いて、家賃の支払い方法、ゴミ出しの方法、洗濯機の使い方、鍵の使い方、布団干し場があるか、最近はほとんど大丈夫らしいですが、一応、トイレットペーパーを流せるかなど確認して、すべての作業が完了しました。

韓国の時は、寝るだけなのでコシウォンに住んでいましたが、台湾では一人の時間もくつろぎたいので、それなりの条件で部屋を探しましたが、よい部屋がみつかってホッとしています。