りーほー、旦那と出会ってちょうど1年、幸せいっぱいの07-17(@0717_ying)です。この節目に旦那との出会いや今の心情を書き留めておくのもいいなと思って、記事にすることにしました。
今でこそ、お話しできますが旦那に出会う前まで、それはそれはやさぐれていました。笑
20代までは、それなりに途切れることなく出会いも縁もあり、いつかは結婚するんだなくらい思っていたのに、気付けば35歳を過ぎたあたりから、出会いはパッタリとなくなっていました。本当にパッタリですよ。そんな中、周りはどんどん結婚していくのに、自分にとってどうしてこんなにも結婚は難しいんだろう、このままずっと一人かも知れないと無暗に不安に駆られることも多くなりました。
周りの友達からは、独身で自由で、好きなことやってて羨ましいと言われれば、(そうかもしれないけど、不自由でも結婚しる方が羨ましいわ!)と心の中で思ったり、ちょうどその時、私は日本で社会人10年目あたり、結婚して自分の家族が出来て、そういう未来のために、経済的にも安定自立した環境を捨てきれず、その当時、海外に行きたい気持ちもありながら、その気持ちを抑えて日本に留まっていた時期でもありました。
仕事にも金銭的にも余裕が出てきた頃で、毎週末友達と美味しいご飯を食べるためにお店を予約したり、好きなブランドの服を買ったり、たまに海外旅行したりというライフスタイルを送っていました。資格の勉強をしたりと自己投資もしていましたが、そんな生活何だか虚しくて、30代前半まではお金を自由に使えて、楽しいことばかりしかなかったのに、30代後半になるにつれて、一見楽しそうに見える日々もつまらなく感じるようになりました。独身には独身の良さがあり、既婚者には既婚者なりの悩みがある、当然のことですが、経験したことのない世界には魅力を感じてしまい、いつも隣の芝生が青々と見えていたんですね。
当時、自立した人間じゃないと恋愛はうまく行かないと信じていたので、その生活から中々抜けきらなかったけど、37歳の時、ふと思いました。今までの人生、努力すれば何事もどうにかなっていたものの、結婚に関しては、相手がいないとどうにもならない。そう思うと、半ば結婚を諦め、安定した生活を捨て、台湾に行くことをすんなり決めます。20代後半に韓国留学をしたけど、経済的に苦しかったことと、帰国後の再就職に苦労したことで、30代後半さらにその環境に耐えられるか不安でしたが、ある程度貯金もあり、キャリアも積んだころにはその心配も杞憂に終わりました。苦労もあったけど20代のころと比べると、その点では、大したことではなかったように感じます。
いざ、30代後半で台北の語学学校に通ってみると、楽しかったです。楽しかったのですが、それなりに複雑な気持ちもありました。
20代で韓国留学したときと圧倒的に違うのは、恋愛要素皆無
まあ、勉強に来たわけですし、当たり前と言えば当たり前なんですが、10歳歳をとるだけでこんなに環境が変わるのかと思い知らされました。韓国留学の時は27歳で自分ではもう年だと思っていたけど、出会いはたくさんあったし、日本人というだけで無条件にモテました。(本当に自慢ではなくて、私の周りの日本人に限ってはみんなそうだった。その出会いが良いものか悪いものかは別としてですけどね。台湾でも同じくそのように感じました。)
その当時のクラスメイトである10歳年上のオンニに後々言われたのですが、「ぶっちゃけ、留学中、いつでも守ってくれる彼氏がいて羨ましかった」その言葉を聞いた時は、確かに外国で頼れる人がいるのは心強いかも、とぐらいしか思っていませんでしたが。今でこそ、その立場になって本当の意味に気付かされました。恋愛は愚か、普通に友達を作るのにも苦労した感があります。
日本で社会人している時は、先輩からの紹介や合コン、それなりに努力して人と会っていました。しかし、どうも男を見る目がないのか、私に問題があるのか、うまく行きません。
大学の頃、同棲していたバンドマンには夢が大事だから一緒には居られないと言われ(ありがち。笑)、その後結婚秒読みまでいった韓国人彼とは、交通事故で家族がなくなり天涯孤独に、子供の頃生き別れたお母さんが急に現れたりと、韓国ドラマさながらの展開で本当にいろんなことがありすぎて破局になり、留学中知り合って付き合いだした彼は、私の帰国と同時に日本についてきたが就職がうまく行かず自信を失い……。
書いてると面白い、いろんなことあったなぁ
極めつけは、職場恋愛で結婚前提の挨拶までして同棲を始めた彼氏が、めちゃくちゃモラハラでトラウマになったことも…別れるのも大変でしたが、しょうもないことで大暴れされた日に、夜逃げ同然で引っ越しました。そのあとは、散々で軽いパニック障害になるし交通機関乗れなくて苦しんだけど、今では飛行機にも乗れるまでに回復しました。
※ 精神的に追い詰められ、どうしようもなかった時に救われた本です。
そんなこんなで、しばらくは男性不信になり恋愛ができませんでした。好きになる前に、ちょっとでも不審な動きが見えるとサっと身を引くようになって、恋愛どころではありません。
そうやって、自分でも見えない予防線を張っているわ、そもそも歳で誰にも相手にされないわで、日々が過ぎていきました。旦那に出会うまでの苦しい葛藤の時期が、思いのほか長くなってしまいましたが、こんな私にも出会えたんです。
旦那と出会ったのは、台湾で就職して1年が経った頃。
中国語の勉強をしたいのでカフェで週一会える言語交換希望の人いませんか?
日本留学から帰ったばかりで日本語の勉強を続けたいので言語交換したいです
(女の子しか募集してなかったけど、礼儀正しいし真面目そうだからとりあえず会ってみようかな)
ベタですが、言語交換の募集サイトで出会いました。警戒心バリバリの私はなるべく暗くならないうちに会おうと、約束した日に仕事の作業着のままカフェに行き、大通りに面するカフェの目の前にバイクを停めました。
(未来の)旦那は既に着いていて、ケーキを食べながらパソコン作業をしていました。第一印象は、あまり笑わないクールな感じで、両腕にタトゥーもある今どきの男の子。そして、若い(実際若いんだけれども、見た目さらに若い)
お名前聞いてもいいですか?出身地はどちらですか?
(ガンガン個人情報きいてくるな…)
そして、それをノートにメモする旦那。正直ちょっと恐かった。笑
どうしてメモとってるの?
次会った時、間違えたら失礼だから!忘れないようにメモをとる
(いや、顔に似合わずめちゃくちゃ真面目だな)
言語交換は、中国語と日本語で1時間ずつくらいやって、初対面を終えました。その中で、真剣に日本語を勉強したいという姿勢の強さを感じて、続けて会うことに決めました。
あまり笑わないのに、テンションが上がると子供のように可愛くはしゃぐのでそのギャップにキュンとしたことと、自分とちょっと似た匂いを感じ取りました。共通点が多いと、好感度がアップする不思議。
2回の言語交換を終えて、分かったことはスイーツ男子でカフェ巡りが好き、カフェで作業することがあるので好きなカフェが大体同じ、日本語の勉強に貪欲。お互い学生時代にバンドしてたことで、音楽の話題で大いに盛り上がりました。
でも、日本語ばかり喋りたがるわけでもなく、中国語の時間もきっちりとってくれる(結構そうじゃない人多い)
言語交換の間は、お互いのことをたくさん話しました。話は尽きることなく本当に楽しかった。ツイッターを見ているとお分かりかと思いますが、私は行ったことのないところに出かけるのが大好きで、時間があればどこにでも行きたいそんな人間です。そこで、今後行ってみたいところの話題になった時、次の休みに付き合ってくれることになりました。
ちょうど端午節の連休で、私は出かける気満々、私のリクエストで真夏の暑い中、バイクで南下しました。
大仏!湖の周りグルグル🏍💨 pic.twitter.com/qtTfzTh2px
— 07-17 (@0717_ying) June 25, 2020
連休1日目、湖にある大仏を見に峨眉湖へ。免許をとったばかりの遠出で私はテンション爆上がり。一人で行くより、やっぱり誰かと一緒が楽しい!
二泉湖畔咖啡民宿のカフェ、17時に閉店だったので滑り込みセーフ!1時間ゆっくりできました☕️めっちゃ景色良くて気持ちよかった〜友達とたまたま同じ靴🥾www pic.twitter.com/ZGHZMS4UP7
— 07-17 (@0717_ying) June 25, 2020
その後、最近コロナ関係で世間を騒がせたライオンズクラブの方が立ち寄ったと言われるカフェへ。今となっては笑い話ですが、素敵なカフェでした。
他にもいろんなとこ行って、夕飯を一緒に食べ、お店を換えてデザートまで、クタクタで帰宅し、大満足で1日を終えました。
明日はどこか行きたいところあるの?
明日は北上したい(貴重な連休に2日も付き合ってもらっていいものか…)
じゃあ、また明日
連休中に誰とも約束がなかった私は、ちょっと申し訳ない気もしながら付き合ってくれるならラッキーと、2日目も一緒に遊びに行きました。
仙草博物館に来たよ。DIYしたかったけど持ち帰れないので諦めて、せっかく来たから仙草食べる。でも席全然取れなくて暑い中外で食べて移動🥵💦 pic.twitter.com/dLNtRHe4BB
— 07-17 (@0717_ying) June 26, 2020
連休中の博物館は、人がいっぱいでみんな我先にと室内のクーラーの効いた席を陣取ります。私たちも仙草を買ったのはいいけど、席が取れなくて立ち往生。
台湾人なのに、もっと図々しく、強引にグイッといけないの?(台湾人に、失礼..ごめんなさい)
ごめん、席とれない
子供やお年寄りに席を譲るから永遠に座れないという、優しいのか頼りないのか、そんな一面を垣間見ながら、諦めて暑い中、外で食べました。笑
2日目も汗だくになりながらクタクタで帰宅、朝から一日中出歩いて大満足。
明日は何するの?
え?明日は…海側を攻めたいと思ってるけど(貴重な連休に3日も付き合ってもらってもいいのかな…2回目)
わかった、行こう
ええ?!3日も付き合ってくれるの?!!その日の夜は、旦那は友達と飲みに行き、私に結婚相手募集の広告を見つけたど、どう?とLINEで送ってきてキャッキャしてたので、恋愛感情は100%なかったと思われます。
(日本人の友達ができて嬉しいのかな?期待しちゃうぞ、でもどうせナイから期待しないでおこう、可愛い弟が出来たみたいでラッキーってことで気持ちを収めよう)
昨日は中国語の授業の後、ひたすら新竹の海岸沿いをせてめみた。暑かったけど夕陽綺麗だったよ。連休最後の日。何しよ。 pic.twitter.com/3u3yFIrYkM
— 07-17 (@0717_ying) June 28, 2020
丸々3日間、朝から晩まで一緒に遊んで、本当に楽しくて私はほのかな恋心を抱かずにはいられませんでしたが、変に期待をして傷つくのが嫌だったので、相手にされてるわけがないと自分に言い聞かせて距離を保つことにしていました。
僕たちいい友達になれそうだね
・・・
そういいながらも、友達という言葉に内心グサッと来ていました。3日目の夜まで、旦那は本当に下心とか一切なく、いい友達ができて嬉しいと思ってたらしいです。(思わせぶりな台湾男子)それが何で付き合うことになったかと言うと。
映画監督で誰か好きな人いる?
岩井俊二!スワロウテイルが好きだから、是枝監督の作品も好き
ねぇ、僕と付き合ってくれない?
はぁ?!
3日目の夜、一緒に飲みに行った時の会話ですが、どこにスイッチがあったのか…ただただビックリ!!もともと旦那は映画関係の仕事をしていたから、趣味が合うと思ったのか、後々聞いた話ですが、本当にそれまでなんとも思っていなかったけど、その答えを聞いて、急にスイッチが入ったらしいです。(正解で良かった!!答對了!!)
そりゃあ、淡い期待は抱いてたけど、あまりに唐突で…こじらせの私はすぐに返事することができませんでした。が、晴れて数年ぶりに彼氏というものが出来ました。歳も知らせてない、結婚願望があるかもわからない、今まではどんなに好きでも結婚が頭にない人といつまでも一緒にいても時間の無駄だと考え、絶対に断っていました。(過去になんかあった)しかし、この時はなぜか付き合ってみようと思ったんですね。結婚とか取っぱらっても、人生の何分の一かでもこの人と一緒に過ごしてみたい。そう思ったんですね。
そうして連休最後の日、一緒にカフェに行って夜市に行ってゆっくり過ごしました。
いつ頃結婚したいとかあるの?
できれば、今すぐにでも!(結婚願望めちゃくちゃあるアピールのつもり)
いいよ、じゃあしよう
(え?!自分から言ったものの、この人ちょっと恐い)
交際スタートの翌日、こんな感じでほぼ結婚することを決めました。内心冗談かもとか思いましたが、それからは自分でもビックリするくらい、とんとん拍子で結婚の話が進んで行きました。
半同棲を始め、両親に挨拶を済ませ、半年後には結婚届を出しました。その間、旦那は日本で決まっていた仕事を断り、新竹で就職を決めて働き出しました。
40歳まで、結婚で悩んでいた私が思ったことは、
結婚は、タイミングと勢い!!笑
・お互いの未来のベクトルが同じ方向を向いている
・両親や家族の賛成がある
これがないと中々結婚に結び付かないのかも
もちろん、これらを乗り越えて結婚される方もいると思いますが、今回の場合も、もし旦那が日本に行っていたら、またどうなっていたか分からないし、お義母さんが年上の彼女を反対していたら、さらに時間がかかったかもしれません。
どんなに好き同士でもうまく行かないこともあるし、二人だけではどうにも乗り越えられない問題もあるので、こういうタイミングで出会いストレスなく結婚したことも運命なのかなと思わずにはいられません。
経緯はどうであれ、結婚生活がスタートしたのですが、そこで気付いたことがあります。私はHSP気質で人一倍相手の感情を敏感に感じ取って、影響を受けてしまいます。それで、喧嘩になると物凄く精神を消耗してしまうんです。しかし、旦那とはほぼ喧嘩したことがありません。私が消化しきれない感情をモヤモヤ考えていると、サッと感じ取って話を聞いてくれます。悪いところがあったと思えば、すぐに謝って翌日に持ち越すことがありません。
(8歳も年下なのに、めちゃくちゃ大人だ!)
私は相手の機嫌が悪くなると、必要以上に落ち込んだり、同調してイライラしたりしてしまいます。喧嘩になれば、心にもないことを言ってしまうこともあり、その言葉が傷となりずっと心に残るなんてこともありますが、旦那は感情的になって怒ることがほとんどないのでそんなこともありません。
・感情の起伏が激しくなく、感情をコントロールできる
・相手のことを否定しすぎない
旦那は、まさにこんな感じの人です。以前の私は、恋人の愚痴も多く、男性と付き合う自体ストレスが多かったように思います。友達に相談すれば、「つらい思いまでして一緒にいる意味ある?」とよく言われてました。その度に、私に何か問題があるのかもしれないと思っていましたが、今の旦那と出会って、そう思うことはなくなりました。相手が変わればこうも変わるものだと正直驚いています。
こんなにピッタリくる人、現実に居たんだって思うと同時に、出会うことができて、好きになってくれて本当に奇跡だと思っています。とは言っても、
何でも頼り過ぎてしまわないように心がけてる
国際結婚で旦那側の国に住んでいるので、一人の時とは違いいろいろと頼れて心強いのですが、自分でできることはなるべく自分でするようにしています。そんなこと当たり前だろ、と言われてしまいそうですが。韓国人と付き合っていた頃は、韓国では彼に頼り切り、日本では頼られるで、最初は好きな人の役に立てると嬉しかったのですが、最終的にはお互い疲れ切ってしまいました。
あの頃は若かった、そして成長したなぁ
お互いの国に住んだこともあり、お互いの言語もある程度理解できるので、その辺の摩擦も少ないのかもしれません。とはいえ、まだ出会って一年で恋愛フィルターがかかってるんじゃないの?と言われれば、そうかもしれませんが。笑
結婚はよくゴールじゃないと言われますが、これからの結婚生活、出産や子育て、老後の人生設計、その時々の苦悩にまた躓きながら生きていくのだろうなと思います。未来はどうか分からないけど、まだまだ先は長い。
交際ほぼゼロ日で結婚を決めたけど、今のところ幸せな日々を送っています!遠回りしたけど、今までのツライ恋愛も全てが成長の過程にあったと思えるようになったし、今の旦那に出会うためここまで待ったと思えばこそ、さらに今という時間を愛おしく感じます。特別大きなサプライズとかもないけど、記念日には一緒にケーキを買って食べ、二人で穏やかで落ち着いた時間を過ごせています。出会って一周年の記念日にこんなことを考えながら、これからも、ずっとこんな日々が続いてくれることを願って。どーしゃー。