りーほー、雲林で行われた結婚式に出席してきた07-17(@0717_ying)です。
台湾で結婚式に参加するのは初めて
日本の結婚式とは結構違ったけど、韓国の結婚式と似てる感じだった。今回は喜宴(Xǐyàn シーイェン)と言われる披露宴に参加してきたよ。
服装やお祝儀(紅包)の相場は?
3ヶ月前に友達から結婚の報告があり、事前に結婚式に参加してほしいと言われていました。そして、結婚式の20日前に届いた招待状がこちら!
中には、結婚式の日時・開始時間・場所などの記載がありました。
喜餅(Xǐ bǐng シービン)と言われる、引き出物のようなものの引換券も入ってたよ
服装について
田舎での結婚式と言うこともあり、楽な格好で来てねと言われていましたので、カジュアル(スカートにスニーカー)な感じで出席しました。
友達の結婚式で西螺へ👫
めでたい色の服全然持ってないから、この前台北行った時買ったパーツでピアス作った!耳元だけでも赤と金。スカート3年ぶり…。 pic.twitter.com/PFlhhVXv2l— 07-17 (@0717_ying) October 26, 2019
台北のホテルでやるような結婚式だったらちょっと浮いてしまうかなと思いました。が、セーフでした。日本のように気合を入れる必要はないけど、そこそこ失礼ではない格好で、節度は守るようにしましょう。特にNGはないけれど、暗い服装は避けたほうがいいです。
お祝儀(紅包)の相場はいくら?
間柄や関係性によって変わってくると思いますが、私がお呼ばれしたのは友達の結婚式。
一緒に参加する友達がいれば話し合って合わせることもできるのですが、今回一人での参加だったため、相場が分からず台湾人の同僚にアドバイスをもらいました。
友達なら1,800元・2,000元・2,200元くらいで、偶数ならいいそう
中間の2,000元にしました。ちなみにお祝儀袋は、文房具屋さんで買いました。友達はスヌーピーが好きで、スヌーピーのお祝儀袋は喜んで全部持ち帰ったそうな…。受付で渡すとすぐに開けられて役目を果たすのですが、新郎新婦に特に好きなキャラクターとかがあったら、それを選ぶのも喜ばれていいかもしれません。
披露宴(喜宴)が開かれる場所と交通について
新郎新婦とも台湾人で台北に住んでいるのですが、新郎の実家のある雲林西螺で結婚式がありました。雲林には出張で毎週のように行っているので、始まる5分前に到着する計算で行きました(高鐵の駅からタクシーで約15分)。
ところが高鐵はぎゅうぎゅうで自由席しか買えず途中まで座れず、平日はガラガラで余っているタクシーにも当日は長蛇の列…。
結局30分遅刻して到着
タクシーの運転手さんに聞いたのですが、この日は結婚式に最適な日だったらしく、各地でたくさんの結婚式があっているとのことでした。どおりで、帰りの駅でも結婚式帰りの人をたくさん見かけました。
披露宴の場所はなんと小学校
小学校の校舎の隣にある、学生活動センター(体育館みたいな)で行われました。入り口には受付と、フォトエリア。30分遅刻していたので急いで受付でお祝儀を渡し、参列者名簿にサインをし、引き出物を受け取り席に着きました。事前に席は知らされていなかったので、不安でしたが配慮してくれていたようで、席まで案内してくれました。
ちょうど始まる時間に着いたよ
会場には人がぎっしり!
引き出物は結構大きめの焼き菓子詰め合わせ。ちょっと荷物になったけど、美味しくてガレットとか大好物なので、私には嬉しいお土産でした。
式の流れとお料理の紹介
円卓で、新婦の弟とその彼女さん、そしてお友達と同じ席でした。席に着くや否や、飲み物を注がれ、割と自由ですw
メニュー表があったので、予めどんなお料理が出るのか知ることができました。
デザートまでたどり着けるようにペース配分 笑
新郎新婦の入場とともに披露宴開始
入り口からステージまで新郎新婦の入場があり、司会者によって二人の馴れ初めや紹介があります。続いて、乾杯があり食事の始まりです。
どんなお料理が出るの?
食事が始まると、次々とお料理が運ばれてきます。12時からの披露宴だったので、お昼ご飯の時間、ちょうどお腹ペコペコでした。
最初は前菜でお刺身や、鶏肉、からすみ等々。自由にとって食べます。
食事の間は、スクリーンに新郎新婦の生まれたときから、出会って、結婚に至るまでのメモリーフォトが映し出されていました。
友達は旅行が好きなので二人で旅行に行った写真がたくさんあって幸せ満天だった
こんなに大きいフカヒレも!めっちゃ美味しかったです。
飲み物もこんな感じで必要なとき声をかければもらうことができます。
エビも大きい!
新婦の弟がお料理を取り分けて、何度も新婦のもとへ運んでいました。弟の彼女さんもお手伝いでめちゃくちゃ忙しそう。このへん、台湾らしいなって思っちゃいました。
デザートにはティラミスケーキに大好きな西米露もありました。食事が始まり、最後のお料理が運ばれてくるまで約2時間でした。
お楽しみイベントやお色直しもあるよ
食事の間にみんなで参加できる、ちょっとしたイベントもありました。それは、椅子の裏側に景品番号が張り付けられているというもの。どの円卓に座るかは決まっているけど、席の指定はありません。
当たらなかったので景品が何かわからない
けど各テーブルでは歓声が上がり、盛り上がっていました。
お色直しが終わり、新郎新婦の再入場。純白のウエディングドレスから華やかな赤いドレスに。やはりおめでたい席では赤が好まれるようです。
花嫁さん綺麗だった
続いては、新郎新婦とその家族が一つずつテーブルをまわり挨拶をします。すごい数なので本当に大変そう。
披露宴の終わり方も割と自由
食事が終わり挨拶が済んだら、みなさん各々に席を立ち、食べきれなくて余ったお料理を持ち帰り用に包み始めます。お花なんかも日本と同じように持ち帰れます。
いつ終わったのか分からないけど、暗黙の了解で自然な感じでフェードアウトしていくみたい
気付いたら、ほとんどの人が帰っていました。
会場を後にする際、手渡しのプチギフトもあったよ
こんな感じの、かわいい箱に入った飴ちゃんでした。
出口のところでは、写真撮影!新郎新婦と一緒にカメラマンさんに写真を撮ってもらいました。
さいごに
聞いたところによると、今回の披露宴10人掛けの円卓が52個だそうで、だいたい520人の人が参列したことに…。
参列者の多さにビックリ
しいては、同じテーブルだったお友達は前日の夜から新婦に付き添っていたらしく、みなさんお疲れな様子。それもそのはず、結婚式の日は朝から大忙しです。
披露宴が始まる前のお話
当日は5時起きだったそうで、新郎新婦の化粧、身支度から始まり、先ず新郎が自宅から新婦の家までお迎えに行きます(街でたまに見かける、黒い車に赤いリボンのついたあれです)。
新郎新婦が揃うと、新婦のご両親に感謝の気持ちとこれからの決意を伝えます。さらに新郎の家に行き先祖に献香をし、親戚一同の集合写真を撮るそうです。
移動中も友達が付き添い、花嫁が車から降りる時、「米篩」と呼ばれるザル或いは笠のようなものを頭の上にかざし花嫁を守ります。「花嫁を神様から隠すためだよ」と台湾人の友達に教えてもらいました。
最近、台湾でも結婚式は多様化していて、都市部と田舎ではだいぶ違うようです。今回、このような伝統的な結婚式に参加する機会をいただいて、いろいろ話を聞けて、招待してくれた新郎新婦、弟とその彼女さん、そしてお友達に感謝しています。どーしゃー。