台湾に来て約1年、学校も最後の学期が終わろうとしていた頃ちょうどタイミングよくTOCFLの試験があったので受験してみました。
TOCFL(華語文能力測驗)は、台湾の國家華語測驗推動工作委員會(国家中国語能力試験推進委員会:Steering Committee for the Test Of Proficiency-Huayu, 以下SC-TOPと略す)が開発を行い、全世界への普及を推進している、台湾華語(中国語)を母語としない人向けの能力試験です。
上記のようにTOCFLとは、台湾が実施する試験なのですが日本でも受験することができます。
逆に割と知名度高いHSKは台湾国内では受験できません。今回、1年台湾で勉強した中国語がどのくらいのレベルにあるのか試しに受験してみました。
申し込み方法
アカウント登録をする
まずは上記の公式ホームページに入り、パスポート番号を使ってアカウント登録を行います。
國內考試(国内試験)の線上報名(インターネット申請)をクリック。
初めての方は、左の方にある註冊Create New Accountをクリックしてアカウント登録をします。
・護照號碼:パスポート番号
・密碼:パスワード(6文字以上の英数字)
・再次輸入密碼:パスワード再度入力
・電子信箱:E-mailアドレス
・中文姓名:漢字の名前
・英文姓名:英語の名前(パスポートと同じ名前)
・性別
・生日
・國籍
・母國
・電話:任意
・手機
・職業
・服務單位:任意
・在台灣就讀學校:任意
・領獎學金類型
・教育程度:最終学歴
・主修
・地址:住所(選擇考試中心代收を選択すると学校に送ってもらうこともできます)
・與家人是否使用中文交談:家族と中国語で会話をしているか(總常:いつも、有時候:時々、從不:全くない)
・訂閱電子報:ネットニュースの定期購読
最後に個人データの取り扱いに同意するにチェックを入れて、確定送出をクリックします。
註冊成功!!の通知が出るのでOKをクリック。
これでアカウント登録の完了です。
※ 中国文化大学華語中心の学生の場合、割引制度がありますのでここまで登録したら先に進まず、学校の事務室に行って割引の手続きをしてもらいましょう。
申請をする
先ほど作ったアカウントにログインします。
ログインしたら左側の我要報名(申し込みする)をクリックします。
ここで、TOCFLの試験には、聽力測驗 & 閱讀測驗(Listening & Reading)、口語測驗(Speaking)、寫作測驗(Writing)の三種類の試験があります。
自分の受験するレベルや試験の種類、日程等はホームページにて確認しておきましょう。
ホームページ上の國內考試のタブから正式考試で確認できます。
受験する欄の選擇考場(会場を選択)のプルダウンから受験したい会場を選択します。
聽力測驗 & 閱讀測驗を師範大学で受けようと思っていたところ、すでに入門基礎級
(Band A)以外は定員に達し席がありませんでした。
左側に残席と申請できるか否かが表示されます。
満席の場合は上の選擇其他考場(その他の会場を選択)のプルダウンから再度選択します。
日付、試験項目、レベル、受験会場等間違いがないか確認して一番右の報名(申し込み)をクリックします。
確認して、他の項目を受験する場合は上一步繼續選擇考試(続けて申し込みをする)、終了する場合は確認報名資料正確(申し込み事項の確認)をクリックします。
※ 中国文化大学華語中心の学生で割引制度を利用した場合、下にクーポンコードが表示され自動的に受験料が割引されます。
入力した項目が間違っていないか確認をします。
下から2番目は寫作測驗Writingを受ける際の入力方法選択、一番下は試験の説明動画の言語選択(入門基礎級 (Band A)のみ可能)になります。
上記と同様確認して、戻るときは左、終了する場合は右をクリックします。
住所に間違いはないですか?とメッセージが出ますので、大丈夫な場合はOKをクリック。
訂單新增成功!の通知が出るのでOKをクリック。
次に簡単なアンケートのようなものがあります。質問に全て答えたら、下一步(次へ)で終了します。
これで申し込み完了です。
列印繳費單(支払い用紙を印刷)をクリックして印刷しておきます。右にある赤文字の部分が受験料の支払い期日になります。
受験料の支払い方法
支払い用紙をコンビニに持って行き、受験料を支払います。
レシートをこのような形でくれるので、保管しておきましょう。
試験当日
試験の数日前に【考試通知信】~というタイトルでお知らせメールが届きます。
当日に持参するもの
・パスポート或いは居留証
・筆記用具(メモ用)
メールの内容を確認して、指定された会場に向かいます。
会場日着くとこのような表示があり、ちょっと迷いましたが無事に会場に着きました。
時間に余裕をもって行くことをおススメします。U-bikeで行きましたが停めるところもたくさん空いていました。
私が今回試験を受けたのは、台湾大学の校舎です。
一階の掲示板で、自分の名前と教室を確認して指定の教室に向かいます。
廊下にはすでにたくさんの人。説明があり係りの人の指示で教室に入ります。その際、携帯の電源も切って席に着く前に荷物も指定されたところにまとめておきます。
教室の中には、一人一台パソコンがあり気が散らないように仕切りのようなものもありました。さらには左利き用のマウスも貸し出してくれるみたいです。
試験開始の合図とともにはじめ、淡々と問題を解いていきます。質問があるときは手をあげると試験官の方が即座に駆けつけ教えてくれます。
試験が終わると、すぐに成績が表示されます。さらに最後にそのままアンケートの画面になり、任意でアンケートを答え、終わったら各自教室を出て大丈夫です。
合格基準点はこのようになっています。
試験結果
成績公告日以降にインターネットで確認できます。
前回と同じようにログインして、左側の項目の成績查詢をクリックします。
右側の查詢で試験結果が表示されます。
それとは別に、書留めで証明書と成績表が送られてきます。
成績單/證書寄發日の翌日には郵送されてきたみたいです。ですが、3日後に不在届が投函されやっと受け取ってきました。
高階級(Level4)合格したーーーーー
聽力(聞き取り)62/80、閱讀(読解)69/80。ぎりぎりだけど、通過しました。まぐれな気もするけど、1年間台湾で語学センターに通って少しは結果が残せたかな。と思います。