居留ビザ申請に外交部領事事務局に行ってきました。学生にとって、第一の難関と言われる居留ビザ申請ですが思ったより楽だった!と思っていたら、落とし穴が..。すんなり終わると思われた申請でしたが、書類が受理されず次の日に再度申し込みに行きました。体験談とともにその流れを書いていこうと思います。
居留ビザ申請について
まずビザについて簡単にいうと、語学学校で四カ月の就業期間が過ぎ、次学期の学費を納入した者は、居留ビザの申請ができます。
停留ビザの場合、最高180日までの滞在が可能で、そのあとは台湾出国か居留ビザ申請のどちらかを選択しなくてはなりません。
私の周りでは、居留ビザを申請しない場合、一時帰国したり台湾国外に旅行したり台湾出国する人と、日本でもう一度、停留ビザを申請する人もいました。その場合、最初に必要だった書類に加えて、学校関係の書類も必要になるそうなのでご注意を。
申請に必要な書類
実は中国文化大の語学センターには、最初のオリエンテーションで学生手引書という便利なものを渡されます(もちろん日本語)。そこに記載されている通りに書類をそろえればいいわけです。
しかし、実際にやってみないとわからないもので最近になって条件が変わったのか、いろいろ指摘されました。こちらに書く内容も、現時点での最新情報ではありますが変更があることも多いので、外交部領事事務局の情報を随時確認されることをおすすめします。
パスポート原本とコピー1部
残存期間6ヵ月以上となっています。コピーは、顔写真、基本情報のあるページのほかに、停留ビザのページも必要です。ですので、併せて2枚提出します。
申請書(直筆サイン入り1部)
簽證線上填表に入力してプリントアウトします。停留ビザ申請時と同じ要領で空欄を埋めていきます。直筆のサイン入りで1部で大丈夫でした。こちらも2枚です。
在学証明、出席記録、成績表(コピー1部)
中国文化大学華語中心の場合、四階の事務室でこちらの資料をもらうことができます。
こちらの用紙に姓名、国籍、学籍番号を記入して料金を支払えば準備してくれます。
9:00-12:00申請 → 13:00以降受取可
12:00-16:00申請 → 17:00以降受取可
16:00以降申請 → 次の営業日以降受取可
申請して受け取れるまでの時間が決まっているので注意しましょう。今回は2枚で40元でした。
実際には在學證明書と上課出席紀錄の2枚になりますが上課出席紀錄に成績表も記載されていますのでご安心を。こちらは原本ではなくコピーを提出するよう言われました。
財力証明書(2,000USドル以上または80,000台湾ドル以上)通帳とそのコピー1部
日本と同じく残高証明が必要なのかと思って、わざわざ50元払って取りに行った存款餘額證明書ですが必要ないと返却されました。
実際、必要だったのは通帳とそのコピーです。
金額を間違っていて足りなかったのと、通帳を持ってきていなかったので受理されませんでしたが、翌日提出したときは2回目だったせいか通帳のコピーだけでOKでした。
健康診断書のコピー1部
健康診断に行った際、2部もらったので原本を1部持って行ったのですが、コピーが必要でその場でコピーしてくるよう言われ、原本は返却されました。
証明写真(2枚 3.5cm×4.5cm 6ヶ月以内のもの)
外交部領事事務局の一階に、証明写真を撮影できる機械が置いてあります。120元で6枚分撮影ができます。機械は日本のものと変わりないのですが、係りの方がいて中に座って、お金を渡すだけで自分ですることはほとんどありません。
ビザ申請用でパスポートのサイズではないですよ!というと、わかったわかった、ビザのサイズね!こっちが写りいいからこっちにしなよ!と写真まで選んでくれました。
髪が長いので一応、耳にかけて全体が見えるように前髪も顔のかからないように分けて撮影しました。
申請の際は、写真をわたすとその場で貼ってくれます。
学習計画書
中国語で大体200字ほど書いていきました。学校に通う期間、授業時間、学校が終わったら台湾に残って仕事をしたいのか、帰国するのか。このへんはチェックされているみたいです。記載がない分は、再提出を求められました。
こちらも、直筆のサインが必要です。
賃貸契約書のコピー1部
今借りている部屋の賃貸契約書のコピーが必要です。こちらは原本は必要ありませんでした。
申請費
3000元(10,992円くらい)の申請費を準備していきましょう。
(※ 2018年4月現在のレートで計算しています。1元=約3.6円)
申請場所と申請の流れ
申請の場所についてですが、移民署ではなく外交部領事事務局になります。
呼ばれたら、カウンターに座って準備してきた資料をすべて提出します。
私の場合、1回目は在学証明、出席記録、成績表、健康診断書、停留ビザのページのコピーがなかったのでその場でするように指示されました。コピー機はすぐ近くにあり1枚1元で使用できます。
残高証明の金額が足りなかったことと通帳を持ってきていなかったことで、翌日に持ち越しになりました。その際、学校終了後の予定を学習計画書に付け加えるよう言われました。
2回目は前日に言われた通りに準備していき、無事に受理されました。
資料の確認が済んだら、申請費を支払う用紙を受け取ります。4枚綴りの上からピンク、ブルー、イエロー、グレーです。
3階の奥にある、こちらの①番か②番の窓口で申請費を支払います。
ピンクとグレーの用紙が戻ってくるので、先ほど資料を提出した窓口に戻りグレーの用紙を渡します。これで居留ビザの申請作業は終わりです。
受け取りに行く
二週間後の指定された日にピンクの用紙を持って受け取りに行きました。
申請したときと同じ窓口に行って、引き換えます。人が待っていたら番号札をとって、番号が呼ばれるまで待ちます。
私は14時半ごろ行きましたが、人がいなかったのでそのまま窓口の人に声をかけました。
領収書と、パスポートを受け取って終わりです。パスポートの追加されたビザのページを確認しましょう。
必要な書類を集めるタイミング
私の場合、下記のような感じで書類を集めていきました。実際、学校に通い始めて四カ月と一週間後から書類集めをスタートし、ぼちぼち揃えたので申請するまでにだいたい二週間ほどかかりました。結果、外交部領事事務局で二週間、移民署で二週間ほど待ちました。長いですね。
3/14から申請可能、現在の停留期限は5/8まで | |
健康診断 | 3/21に健康診断、3/28に結果受け取り(7日要) |
銀行 | 3/27までに必要額預け入れ、3/29に財力証明をもらう(不要)
4/2に不足額を預け入れ |
学校関係 | 3/29申請、翌日受け取り |
申請書 | 3/39に入力、翌日プリントアウト |
学習計画書 | 3/30に記入、4/2に追記 |
4/2に居留ビザ申請、4/17に受け取り | |
4/17に居留証の申請、5/2に受け取り(移民署) |
中間テストのプレゼン発表準備期間と重なったので、ゆっくりになってしまいましたが、健康診断以外はどれも一、二日で準備できます。
しかしながら、修正や再提出などどんな問題が起こるのかわからないのでできるだけ早めに準備にとりかかることをおすすめします。