台湾で就職活動!実際に私がやってみた仕事探しと失敗談と帰国した経緯についてまとめてみる

りーほー、07-17(@0717_ying)です。

ここ最近twitterのユーザー名でもご存知の通り、台湾で就職活動をしていました。就職活動を始めるにあたって、ブログで情報収集したり、体験談を読んだり、たくさんしました。

そして結果どう過ごしているのか、ここ最近私に起こったことをお話ししようと思います。

スポンサーリンク

まずは私が台湾で就職しようと思ったきっかけ

語学留学後の進路

台湾に来て1年。去年の10月で中国語を学んでいた語学センターを終了しました。

07-17
07-17

そのあとは、台湾で就職か?日本へ帰国か?

私の中で、学校を続ける選択肢はなかったので、台湾で仕事を探してみて、もしなかったら日本へ帰ろうと思っていました。

理由は2つ、もっと中国語に触れる環境に身を置いて上達したい、ただ単純にもうしばらく台湾に住みたい。といった簡単なものです。

韓国に留学したときは、ある程度のことを韓国語で話せるようになって満足し、成長が止まったまま定着してしまい長年悩んでいたので、今回は中途半端で終わらせたくない!という気持ちも強いのかもしれません。

あとは、好奇心から海外で働いてみたいと思い仕事を探してみることにしました。

一時帰国と両親に台湾で仕事を探す宣言

台湾就職

ちょうど学生ビザが切れる前に日本に一時帰国しました。留学中一度も帰らなかったので、1年ぶりの帰国です。

07-17
07-17

台湾で仕事さがす!

台湾に戻る前日に言いました。私にとって仕事を探す以前に、両親にこの話をすることが大きな難関でした。帰国して、日本で就職してくれると思っていた両親にとっては寝耳に水。この歳になって久しぶりに大ゲンカしましたね。

 

・40過ぎて日本に戻っても仕事ないぞ、一人で生きていけるのか(まだ40ではないが、まぁまぁ迫ってる)

・何かあってもお互いすぐには駆けつけられないんだぞ

 

この言葉はズシンと来ました。しかし、それでも自分の気持ちは頑張って伝えました。反対していた両親も今ではだんだん応援してくれるようになりました。

私が実際にやった就職活動

履歴書の準備


台北に戻って来て、まず履歴書の準備をしました。今回は学生ビザが切れて観光ビザでの入国なので90日がタイムリミットです。

まずは日本語の履歴書と、中国語の履歴書を作りました。

 

日本語の履歴書に関しては、エクセルで職務経歴書も併せて作りました。

中国語の履歴書は104人力銀行のものを使いました。104人力銀行とは台湾でメジャーな求人サイトアプリです。こちらのフォームに従って入力すると自分の履歴書が出来上がります。

104の求人とは関係なくても、会社の面接に行く際こちらの履歴書を持って行っても大丈夫。と、台湾人の友達が言っていたので、中国語をチェックしてもらいながら完成させました。

自傳(自己PR)の欄も中国語と日本語で500~600字程度埋めました。

転職・就職求人サイトに登録

台湾就職

台湾での主な就職活動の方法は3つ。

 

・求人サイトに登録する

JAC リクルートメント

104人力銀行

実際に登録してみたサイトはこの2つ。履歴書を作り終えて、実際に公開するまで20日くらいかかりました。

カモメアジア転職

1111人力銀行

こちらは、登録しようと思っていたけどその前に一旦採用が決まったので、登録しませんでしたが参考に。

 

・直接履歴書を持ち込む

インターネット上で会社のサイトに求人があったので、直接人事の方宛に履歴書をメールで送信しました。

ビザの確認で直接電話かかかってきましたが、条件が合わなかったみたいで、その後連絡はありませんでした。

 

・人脈から仕事を紹介してもらう

友達や知り合いから、今働いている会社で求人出してるよ。とか、こんな話あるけど興味ある?とか、時々ありがたいお話もありました。

就職活動初めて1ヵ月あたりから、履歴書の準備もでき、面接で使えそうな中国語を覚えだしてから、周囲の人に仕事を探しているアピールをしました。

07-17
07-17

自分の状況をアピールすることも効果あり

twitterからも仕事探しのアドバイスや、実際の求人情報など、教えていただいて本当にありがたかったし、嬉しかったです。

104人力銀行、求人サイトを見て除外対象になったもの(おまけ)

・すでにビザをお持ちの方

・英語必須

いいなと思っても、この2点がネックになった求人が多かったように思います。

面接に行く

104人力銀行で履歴書を公開設定して約1ヵ月が経ったころ、ある会社から直接電話がかかってきました。

(104人力銀行には、自分から求人に応募する機能と、企業側からオファーが来る機能があります。)

 

1週間後に面接に来てくださいということで、指定の時間と場所を確認して、リクルートスーツに筆記用具と日本語の履歴書・職務経歴書を準備して面接に向かいました。

役員面接ということで、約1時間全ての質問に正直に答えました。

日本人が台湾で働くということ

就業ビザを申請するには様々な条件があります。例えば、最終学歴やそれに伴う必要最低職歴年数、業種などなど。ビザを取ること自体、企業側にとっても手間と費用がかかるわけです。

そして、最低賃金も決められています。

そこで今回言われたことは、「台湾人より多いお給料を払わなければいけない代わりに、ある程度のポストで働いてほしい」でした。

 

07-17
07-17

ここ数年は派遣で自由に働いていた私にできるかな

しかし、外国人が台湾で働くということは台湾人の雇用も犠牲にしているわけで、それなりに覚悟が必要だなと思いました。

採用の連絡を受けて

台湾就職

面接から3日後に現地採用の連絡をいただきました。そこから再度、ビザの取得や就業条件などの確認とこれからの流れを詰めていきました。

いったん帰国し、日本にある支社で研修を受けたのち台北の事務所で就業予定でした。

話が思わぬ方向へ、そして結果

しかし、それから毎日のように電話があり条件の確認等や早く就業してほしい、台北の事務所にも顔を出してほしいと催促が…。

最初は熱心な会社なのかなと思っていましたが、だんだん不信感が芽生えてきました。

ネットで会社の評価を見てみる

今更かと思いきや、検索してしまいましたね(笑)ネットの評価はあまり参考にしないのですが、台北の事務所は過去に労働基準法違反で注意を受けたことが分かりました。

何より、台湾人の評価はほとんど最悪でした。

実際に事務所で働いてみる

実際、台北の事務所で二日間無給で働いてみました。

1人の駐在日本人と、15人くらいの台湾人で雰囲気は和気あいあいと言った感じ。台湾人の同僚はすぐに声をかけてくれて、いろいろ教えてくれて悪くない環境。

ちなみに、ビルのフロアには複数の会社が入っているため、例によりトイレに行くときはトイレットペーパーを持参しなければいけません。トイレットペーパーや、文房具身の回り全てのものが支給なし(笑)

と、ちょっとケチだな~と思いつつ、そこは問題ではなかったのですが、日本本社とのテレビ電話が終始聞こえていたのですが、あまり気持ちのいいものではありませんでした(なんとも言えないのですが、台湾人社員を看不起な感じが…)。

その時点で決まっていたこと

日本への帰国日(会社都合により予定より早めた)→日本の支店で6ヶ月の研修→研修中にビザの準備→台北の事務所で就業。

この流れに乗って、すでに帰国のための航空券を予約し引越しの手続きを始めていました。

しかし、結局結果から言うと、この会社断りました!

断った理由

帰国直前にヘンテコリンな条件を言い渡されたのです。

就業2年以内の離職については、10万円の違約金を支払う旨の誓約書にサインをしてもらう。

これについては賛否両論、相談した台湾人友達の中にはビザの申請費用としてなくもないと言う人もいたのですが、大半の人はおかしいと言っていました。

このような条件に付いて日本では労働基準法違反らしいのですが、台湾ではないこともないとのこと。

その他にも不審に思うことが多々ありましたが割愛して、契約書も催促しているのに渡されないまま返事をせかされたので、お断りしました。

上記のような条件は聞いていないし、サインはできないといった時の返しもまたまたヘンテコリンなもので、これ以上変な条件を追加されて行ってはたまったもんじゃない

まとめ

というわけで、

07-17
07-17

日本に帰国しました。

また台湾に戻る予定で準備を進めていたので、心も荷物も半分は台北に置いたまま(苦笑)

最近日本人を現地採用で雇って、日本人同士労働力を搾取するというのが流行っているとツイッターかどこかで見かけていたのですが、まさに今回の会社も、コストダウンのために作られた台北支社といった感じでした。

周りの友達は、ワーホリや学生ビザ(1年過ぎて条件を満たしている)で働いているけど、なかなか就業ビザに切り替えてくれない、その気がみえないと言ってるコも多く、その点今回のお話は台湾に残れるという点では魅力的だったのですが、ブラック臭が強すぎました(おかげで黑心企業という単語も覚えた)。

そんなこんなで、不本意な帰国となったのでまだ先のことは考えておらず、今んところ予定は未定です。今回は、かなり個人的なことを書いてみました。読んでくれてありがとう。どーしゃー。